『≠の殺人』石崎幸二

もうなにもいうことはない。(今後も読み続けますよ)≠の殺人 (講談社ノベルス)作者: 石崎幸二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/08メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (16件) を見る

『殺人者たちの午後』トニー・パーカー

第二話で語る若者の無反省感、能天気さがたいへんおそろしい。殺人者たちの午後作者: トニー・パーカー,沢木耕太郎出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2009/10/14メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (15件) を見る

『八朔の雪―みをつくし料理帖』高田郁

ぬるめに燗つけたのをやりながら読むのに最適。八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)作者: 高田郁出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2009/05/18メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 405回この商品を含むブログ (165件) を見る

『人類は衰退しました 5』田中ロミオ

クリケットのくだりの意味のないしかけとか、学生時代の話とか、レトロゲームだとか、おもしろいんですが、相変わらずただひたすらに妖精さんがかわいいので、全編まったく何も起こらない妖精さんとの生活が読めればそれでもう十分かとも思った。かわいいで…

『時間のかかる読書』宮沢章夫

仕事でなければ人は11年かけてひとつの小説を読んだりはしないのではないか。それはそうと、他人の、それも特殊な他人の読みを、まるでトレースしているかのような、「機械」を読んでいる宮沢章夫を読んでいる自分、という読書は、なかなか得難い体験であり…

『のはなしに』伊集院光

鈴木成一デザイン室だ。のはなしに作者: 伊集院光出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2009/10/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 162回この商品を含むブログ (103件) を見る

『文学の門』荒川洋治

蒙を啓かれるというと大袈裟だけれども、読んでいると知らないことばかりなので謙虚なきもちになる。そんな中で、アメトーークを見ている荒川さん、作家のおやつを読んでいる荒川さんなど、自分の知っていることが出てくるとうれしくなる。でも、知ってるこ…

『自宅の書棚』

あこがれるわあ……。見せ本棚1本くらいつくりたいなあ。誰にも見せないけど。自宅の書棚(新装普及版)作者: アランパワーズ,Alan Powers,今井由美子出版社/メーカー: ガイアブックス発売日: 2006/11/10メディア: 単行本 クリック: 34回この商品を含むブログ (1…

『ドーン』平野啓一郎

全体的にそうなんだけど、特に泣く関係の描写がブンガク描写すぎて落ち着かない。でも半分まで我慢すればあとはおもしろいですよ。ドーン (100周年書き下ろし)作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/10メディア: 単行本購入: 33人 クリッ…

『学問』山田詠美

欲望の愛弟子じゃないのですみません。学問作者: 山田詠美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/06/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 73回この商品を含むブログ (71件) を見る

『生きる技術は名作に学べ』伊藤聡

ハック・フィンと魔の山の章がよかった。『赤と黒』と『魔の山』は読んでみようと思う。あと各章の扉につけられた宮本彩子さんの絵がちょうキュートです。生きる技術は名作に学べ (ソフトバンク新書)作者: 伊藤聡出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティ…

『ポトスライムの舟』津村記久子

職場の人間関係は重要よね……。ポトスライムの舟作者: 津村記久子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/02/05メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (124件) を見る

『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』辻村深月

このタイトルは会心の出来だろうなあ。ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)作者: 辻村深月出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/15メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 93回この商品を含むブログ (103件) を見る

『ほかならぬ人へ』白石一文

久しぶりにいいところの見つからない小説を読んだ。ほかならぬ人へ作者: 白石一文出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2009/10/27メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 86回この商品を含むブログ (68件) を見る

『くいいじ』安野モヨコ

わたくしの口癖も、おなかすいた、です。たいがい食べ物のことを考えてるよ。くいいじ 上巻作者: 安野モヨコ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/11/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 65回この商品を含むブログ (56件) を見るくいいじ 下巻作者: 安…

『鉄の骨』池井戸潤

ゼネコンの談合というまったく興味のない題材だったが、筋立てがうまく、かなりおもしろく読んだ。これはふつうにおすすめできる。ちょっと長いけどね。鉄の骨作者: 池井戸潤出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/10/08メディア: 単行本購入: 5人 クリック: …

『廃墟に乞う』佐々木譲

途中までシリーズものかと思って読んでた。廃墟に乞う作者: 佐々木譲出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/07/15メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 45回この商品を含むブログ (46件) を見る

『花や散るらん』葉室麟

綱吉や桂昌院の名前が出てくるたびに脳が勝手によしながふみの絵に変換するので困った。花や散るらん作者: 葉室麟出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/11/12メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (8件) を見る

『SOSの猿』伊坂幸太郎

よくわからんものを食わされた感がつよい。決してまずくはないのだが。五十嵐大介の漫画には期待。SOSの猿作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/11/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 154回この商品を含むブログ (162件) を見る

このまま塩漬けにしとくのもしのびないんで、ぼちぼち更新しようかなー、って去年も同じこと考えて3日ももたなかったんですけど。ひとことでもいいから何か書いといたほうがなー。三日坊主再びになったらお笑い草ですが性格的には相当ありうる展開。

『めくらやなぎと眠る女』村上春樹

お買い得だと思う。個人的には『象の消滅』のほうが好きな作品がたくさん入ってましたが*1。めくらやなぎと眠る女作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/27メディア: ペーパーバック購入: 6人 クリック: 106回この商品を含むブログ (78件) …

2009年に読んだ本。

お久しぶりです!1年ぶりです!どんな感じで書いてたのかもはや思い出せないんですが、せっかくなので。ちなみに読んだ本の記録は読書メーターでちまちまとつけていました。今年読んだ本は347冊。9月に仕事でどろどろになっていたわりに、例年通りのペースか…

『アレグリアとは仕事はできない』津村記久子

会社の複合コピー機にイライラする表題作と、朝の通勤ラッシュにイライラする「地下鉄の叙事詩」を収めた1冊。イライラしてもしょうがないのはわかってるし、むしろそんなことにイラつく自分が情けなくなってくるのに、このやり場のない気持ち、どうしようも…

2008年に読んだ本。

途中記憶とか記録とかがないので、正確なところはわかりませんが、たぶん300冊くらいは読んだはずと思います。前半は仕事が体力的にきつくて、帰ってきたら泥のように眠る日々でしたが、後半はまずまずのペースでそこそこいろんなものを読めたような感じです…

『謎003』

恩田陸セレクトによるアンソロジー。解説で、これがおもしろかった人はこれを、とおすすめしてくれるのが楽しい。読みたい本が増えます。恩田陸選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎003 (講談社文庫)作者: 佐野洋,仁木悦子,戸川昌子,天藤真,高橋克彦,馬場…

『凶宅』三津田信三

投げっぱなしかよ!と思う部分もありつつ、こちらはおもしろかった。百々山が出てくるしねー。凶宅 (光文社文庫)作者: 三津田信三出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/09/09メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (25件) を見る

『十三の呪』三津田信三

シリーズ1作目だし、今後に期待かなあ、という出来。主人公のキャラがいまいち立ってないと思うんですけど。十三の呪 死相学探偵1 (角川ホラー文庫)作者: 三津田信三出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2008/06/25メディア: 文庫 クリック: 6回この…

『246』沢木耕太郎

夏に深夜特急を全部読んで、沢木耕太郎読まず嫌いを克服した。大好きになったわけではないが、わしは沢木耕太郎も読むぜよ、とちょっと大人気分。大人なのかそれは。246作者: 沢木耕太郎出版社/メーカー: スイッチパブリッシング発売日: 2007/04/07メディア:…

『ハッピーエンドにさよならを』歌野晶午

期待を裏切らない後味の悪さを連発してくださっていて、たいへんうれしい。ハッピーエンドにさよならを作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (63件) を見る

『遠海事件』詠坂雄二

意外なほどおもしろかった。スルーしていた『リロ・グラ・シスタ』も読んでみよう。遠海事件作者: 詠坂雄二出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/07/18メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (31件) を見る