2009年に読んだ本。

お久しぶりです!1年ぶりです!どんな感じで書いてたのかもはや思い出せないんですが、せっかくなので。ちなみに読んだ本の記録は読書メーターでちまちまとつけていました。今年読んだ本は347冊。9月に仕事でどろどろになっていたわりに、例年通りのペースかなと。2009年最初に読んだ本は小川一水、最後に読んだ本は木下古栗でした。素敵な1年だね。というわけで今年読んだ本でおもしろかったもの(10冊にしぼるのは諦めました)。

ねたあとに

ねたあとに

相変わらずの何でもない話なのに、ほんとうにその場所にいたことみたいに話の内容を思い出す。ちょっとした魔法がかかってるんじゃないかと思う。


ポケットの中のレワニワ(上) (100周年書き下ろし)

ポケットの中のレワニワ(上) (100周年書き下ろし)

ポケットの中のレワニワ(下) (100周年書き下ろし)

ポケットの中のレワニワ(下) (100周年書き下ろし)

レワニワ!偏愛する伊井直行の新刊が読めただけでうれしい。裏1Q84といっても過言ではない。もっと読まれてほしい作品であり作家です。


身の上話

身の上話

何かもう底力が違う。えらい小説がうまい。


あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

おそろしく読むのがつらい小説でしたが、素晴らしい小説でした。


ヘヴン

ヘヴン

きらきらと輝くような文章を読んでいるだけで胸が痛くなる。


バレエ・メカニック (想像力の文学)

バレエ・メカニック (想像力の文学)

もうこれが読めるだけでしあわせ。圧倒的な力量。


全世界のデボラ (想像力の文学)

全世界のデボラ (想像力の文学)

猿駅/初恋 (想像力の文学)

猿駅/初恋 (想像力の文学)

下りの船 (想像力の文学)

下りの船 (想像力の文学)

ポジティヴシンキングの末裔 (想像力の文学)

ポジティヴシンキングの末裔 (想像力の文学)

『バレエ・メカニック』とあわせて、早川書房の想像力の文学には200点をつけたい。ピンポイントで狙われたかのようなラインナップに小躍りしまくりでした。ありがとうございます。


ブロデックの報告書

ブロデックの報告書

ミスター・ピップ (EXLIBRIS)

ミスター・ピップ (EXLIBRIS)

初夜 (新潮クレスト・ブックス)

初夜 (新潮クレスト・ブックス)

海外文学はこの3冊。エクスリブリスもよい叢書でしたね。


増大派に告ぐ

増大派に告ぐ

カメレオン狂のための戦争学習帳

カメレオン狂のための戦争学習帳

デビュー作ではこの2冊。ファンタジーノベル大賞受賞作と群像新人賞受賞作ですが、逆になってもおかしくないような感じ。どちらもおすすめです。


1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

どうしてもこれを外すわけにはいかない。


文・堺雅人

文・堺雅人

今年唯一2回読んだ本。ファンのひいき目を抜きにしても(抜きにできないんですが)、味わい深いエッセイだったと思う。


『ビッチマグネット』とか『イデアマスター』とか『ボルドーの義兄』とか『ゼロの王国』とか『粘膜蜥蜴』とか『芙蓉千里』とか『神器』とか『やんごとなき読者』とか、まだまだあるんですがとりあえずはこんなところで。来年も良い本に出会えますように。皆様よいお年をお迎えください。