『魔導師の月』乾石智子

 正統かつ本格な異世界ファンタジーなので、それが好きな人は問答無用で読んでください。満足感はお約束いたします。
 個人的によいファンタジーというのは、その世界が自分のなかにしっかりと根をおろし、登場人物のキャラクターがはっきりと思い浮かべられる(小説なら、ビジュアルまでも)ものだと思うのですが、その意味でいうと、この長さもやや短く感じられました。もっともっとやりきっちゃってほしいです。

魔道師の月

魔道師の月