2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『石の葬式』パノス・カルネジス

石の葬式作者: パノスカルネジス,Panos Karnezis,岩本正恵出版社/メーカー: 白水社発売日: 2006/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (14件) を見る

『EDGE 5―ロストチルドレン―』とみなが貴和

EDGE5 ロスト・チルドレン (講談社X文庫 ホワイトハート)作者: とみなが貴和,緋乃鹿六出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/09/02メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (29件) を見る

『EDGE 4―檻のない虜囚―』とみなが貴和

EDGE(4)?檻のない虜囚? (講談社X文庫ホワイトハート)作者: とみなが貴和,緋乃鹿六出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/08/03メディア: 文庫この商品を含むブログ (23件) を見る

『EDGE 3―毒の夏―』とみなが貴和

EDGE(3)?毒の夏? (講談社X文庫ホワイトハート)作者: とみなが貴和,沖本秀子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/04/05メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (19件) を見る

『EDGE 2―三月の誘拐者―』とみなが貴和

EDGE(2)?3月の誘惑者? (講談社X文庫ホワイトハート)作者: とみなが貴和,沖本秀子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/06/02メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (24件) を見る

『「ひとつ、村上さんでやってみるか」』村上春樹

タイトルは長いので略。「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi Original)作者: 村上春樹,安西水丸出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2006/11メデ…

11月に読んだ本。

たぶん20冊。積んである本を見て溜め息をつく12月がやってまいりました。シリーズもので読んでないのあるし、あれもこれも、……。しばらく夏目漱石を読みますが。

『ピカルディの薔薇』津原泰水

『蘆屋家の崩壊』の猿渡の出てくる短篇集。待ってたよ。伯爵とコンビの回もあれば、そうではない回もあり。ああもう読んでいるだけで幸福に打ち震えるちょっと頭のおかしいファンになりさがります。これが読めるだけで幸せなんです。いちばん好きなシーンを…

『花のようなひと』佐藤正午・牛尾篤

花をテーマに描かれた掌編に、牛尾篤の絵がちりばめられた、大人のための絵本のような1冊。贅沢。劇的なことが起こるわけではなく、語り手が明確に心変わりするわけでもないけれど、ごくごく短い文章の中に込められた「何か」がそれぞれにあって、こういう心…

『不思議の国のペニス』羽田圭介

あたまわるーい!!『黒冷水』から3年、満を持しての2作目も、男子らしい頭の悪さに満ち溢れてます。童貞/非童貞、包茎/非包茎、で2分される男子校ワールド。正直よくわかりませんが、このひねた落とし方は結構好きです。不思議の国のペニス作者: 羽田圭介出…

『マルドゥック・ヴェロシティ 2』冲方丁

カトルカールのデザインが下品すぎ!表紙のウフコックかわいすぎ!しかし、え、これでもう2/3終わっちゃったの?という感じもあり。ああもう明日には3巻が出ちゃうんだ……。マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)作者: 冲方丁出版社/メーカー: 早川…

『パブリッシャー』トム・マシュラー

ブッカー賞をつくり、手がけた作家のうち11人がノーベル賞を受賞した、伝説の出版人(という言葉が変な感じだ)が、自分が関わった作家などについて書く回想記。いやあ、とにかく豪華。ガルシア=マルケス、サルマン・ラシュディ、イアン・マキューアン、カ…

『マルドゥック・ヴェロシティ 1』冲方丁

きたよきたよ、マルドゥックが戻ってきたよ!スクランブルよりもぎゅんぎゅんのスピードで、戻ってきたよ! スクランブルより前の話なので、ウフコックが全然すれてないし、ボイルドとは完璧なパートナーだし、でもあれがああなっちゃうんだよなあ……。2巻3巻…

『試作品神話』大塚英志・西島大介

ああ、おおつかえいじだね。西島絵を鑑賞するために読んだので、いいのですけど。絵はとてもきれいです。満足。試作品神話作者: 大塚英志,西島大介出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/03/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 48回この商品を含むブロ…

『暴力的な現在』井口時男

現在という時間のスパンが長い気がする。評論を読むほどの経験値のない人間なので、これなら小説読んでたほうがいいや、と思いました。暴力的な現在作者: 井口時男出版社/メーカー: 作品社発売日: 2006/09/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブ…

『ざらざら』川上弘美

ku:nel連載の、掌編小説集。いかに川上弘美的に低温であろうとも、恋愛は恋愛であり、めくっても恋、めくっても恋、なのでちょいと食傷しました。ざらざら作者: 川上弘美出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2006/07/20メディア: 単行本購入: 3人 クリッ…

『虹をつかむ男』ジェイムズ・サーバー

何とも人を食ったような短篇集。著者自身による挿絵のへろった線がかわいい。虹をつかむ男 (異色作家短篇集)作者: ジェイムズサーバー,James Thurber,鳴海四郎出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/09/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブロ…

『風に舞いあがるビニールシート』森絵都

よく書けているし、楽しんで読んだけれども、読み終わっても、だから何、という気分が残る。無理に「社会」を取り込まなくてもよかったんじゃないかと思う。喉越しがいまいち。風に舞いあがるビニールシート作者: 森絵都出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 20…

『樹霊』鳥飼否宇

観察者シリーズあまり好きではないのを忘れてました。樹霊 (ミステリ・フロンティア)作者: 鳥飼否宇出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/08/30メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 8回この商品を含むブログ (36件) を見る

『さよなら純菜 そして、不死の怪物』浦賀和宏

うへえ、もう何が何だか。相変わらず切なさと失笑がいりまじる傑作。最後ちょっと、びっくりしたけど。今回は、純菜に拒絶された八木が不死の怪物として目覚めてしまう(ほんとうですよ!)という、驚くほどタイトルそのまんまの内容。表紙の見返しを見ただ…

文芸誌11月号の陣。

新潮文學界すばる群像に加え、文藝冬号の非連載小説を読みました。以下内訳。 新潮11月号 絲山秋子「エスケイプ/アブセント」 佐川光晴「二月」 吉田直美「ポータブル・パレード」文學界11月号 木村紅美「海行き」 村上香住子「黒い鏡」すばる11月号 吉原清…

文芸各誌12月号これが買い。

せっかくなので、読む前にも書いてみようと思います。 新潮12月号は、佐藤友哉の新作「1000の小説とバックベアード」370枚一挙掲載。テンション上がりまくりです。そのほかは、車谷長吉、笙野頼子、中原昌也、という明るい気持ちにはなれなさそうだけど好き…

『ぼくと1ルピーの神様』ヴィカス・スワラップ

仕事柄、毎週新聞の書評をチェックしています。これはいくつかの書評でとりあげられていて、興味をひかれたので手にとってみた次第。舞台は現代のインド、主人公は18歳のウェイター、その彼がクイズ番組で多額の賞金を獲得したところから話は始まり、学校に…