『時間のかかる読書』宮沢章夫
仕事でなければ人は11年かけてひとつの小説を読んだりはしないのではないか。それはそうと、他人の、それも特殊な他人の読みを、まるでトレースしているかのような、「機械」を読んでいる宮沢章夫を読んでいる自分、という読書は、なかなか得難い体験でありました。
- 作者: 宮沢章夫
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/11/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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仕事でなければ人は11年かけてひとつの小説を読んだりはしないのではないか。それはそうと、他人の、それも特殊な他人の読みを、まるでトレースしているかのような、「機械」を読んでいる宮沢章夫を読んでいる自分、という読書は、なかなか得難い体験でありました。