『時間のかかる読書』宮沢章夫

仕事でなければ人は11年かけてひとつの小説を読んだりはしないのではないか。それはそうと、他人の、それも特殊な他人の読みを、まるでトレースしているかのような、「機械」を読んでいる宮沢章夫を読んでいる自分、という読書は、なかなか得難い体験でありました。

時間のかかる読書―横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず

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