『誰のための綾織』飛鳥部勝則
読みました。ミステリ読みは、「推理小説に禁じ手などあるのだろうか。」で始まるプロローグに、否応なしにに期待を抱かされるわけですよ、地雷の予感とともに。だってそんなでかいこと言っちゃって、どうせトンデモかメタに逃げるんでしょ、っていう。結局トリック自体はそれほどでも……、でしたが(構造からしてある程度想像はつく)、作中作における歪な語り口はかなり楽しめました。この人が書く女子高生はやっぱりおかしいと思うんだけどね。
- 作者: 飛鳥部勝則
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2005/05
- メディア: 単行本
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