『残虐記』桐野夏生
いったい何が「残虐」であったのか、と問われれば、すべての人間の視線がそうであるのだ、と答えるしかありません。これを読んでいる自分自身も例外ではなく。いったい、誰を、何をもって「残虐」であるというのか。誰ひとりとして安全圏には逃げ込ませない物語。メタな趣向も好みです。
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/07/30
- メディア: 文庫
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いったい何が「残虐」であったのか、と問われれば、すべての人間の視線がそうであるのだ、と答えるしかありません。これを読んでいる自分自身も例外ではなく。いったい、誰を、何をもって「残虐」であるというのか。誰ひとりとして安全圏には逃げ込ませない物語。メタな趣向も好みです。