『星新一 一〇〇一話をつくった人』最相葉月

大変おもしろかった。労作だろう、と思う。それと同時に、評伝っていったい何なんだろう、とも思った。第12章は涙なしでは読めないが、実際に存在していた人物のことを書いた文章で泣くって、そんなことが許されるんだろうか。という意味で、これもある種のフィクションであるのだと認識して読みすすめましたが、この本とは別のところで自分の中にもやもやとした気分が残りました。

星新一 一〇〇一話をつくった人

星新一 一〇〇一話をつくった人