2007-09-08 『敵影』古処誠二 本 沖縄の捕虜収容所の終戦前日からを書いた作品。つい、すっかり戦争物の人になっちゃいましたね、とか言ってしまいそうになりますが、もういいじゃない、戦争物の人で。捕虜の話なので、戦争状態の極限の緊張感はないものの、生きていることが罪悪であるとしか感じられない苦しさは、読んでいても息が詰まるほど。そろそろ古処の超大作を読みたいです。敵影作者: 古処誠二出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/07/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (22件) を見る