『エムズワース卿の受難録』P・G・ウッドハウス

ウッドハウスのユーモアは、実によくコントロールされている、と思う。シニカルすぎず、下品すぎず、スノッブすぎない。園芸と豚の飼育が趣味でほとんどそのことしか考えておらず、頭が綿菓子でできている、と表現されるくらいおめでたいエムズワース卿のチャーミングなこと。このシリーズもっと読みたいな。

エムズワース卿の受難録 (P・G・ウッドハウス選集 2)

エムズワース卿の受難録 (P・G・ウッドハウス選集 2)