『11の物語』パトリシア・ハイスミス
読みました。ずっと読みたかった本なので早川から出てよかった。しかし気持ち悪い!いちばん最初の「かたつむり観察者」を読んで口の中がじゃりじゃりぬめぬめするような不快感に襲われ、「クレイヴァリング教授の新発見」はもうぞわぞわするので読んでられませんでした。表紙も見たくないので裏返しにしておいてあります。かたつむり苦手ですよ……。その2編は強烈なインパクトでしたが、それ以外も掛け違えた愛や言い様のない不安を描いていて粒揃い。「もうひとつの橋」の切なさが好きです。
- 作者: パトリシアハイスミス,Patricia Highsmith,小倉多加志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/12/08
- メディア: 文庫
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (40件) を見る