『旧宮殿にて』三雲岳斗
読みました。15世紀末のミラノを舞台にレオナルド・ダ・ヴィンチが探偵役をつとめる短編集。手堅くおもしろかったんですが、全部消失トリックを扱った作品であるせいかメリハリに欠けていて、読後感がぼんやりしてます。あと時々「今で言うところの〜である」みたいな現在の視点からの地の文が出てくるのに若干興ざめ。
旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦 (カッパノベルス)
- 作者: 三雲岳斗
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/07/20
- メディア: 新書
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