『トリックスターズ』久住四季

読みました。魔術師が出てくるミステリ、なのか?及第点ではあるんだけど、もうちょっと感も強い。魔術師が、何ができて何ができないのか、がよくわからないまま話が進んでしまうので、謎解きの快感が薄いことや、主人公が魔術に対してどの程度の知識を持っているかの設定があやふやなので(何にも知らないのに魔学科に入学できたということはありえないと思うのだけど)、読んでいるほうが落ち着かない気持ちになってしまうことは、やっぱり問題だと思います。あと、アレね、あのトリックはもう使い古されてるから、もっと効果的なやり方で使わないとだめですよ。登場人物紹介見た時点で気がつくもの。やりたかったのはわかるけどさ。

トリックスターズ (電撃文庫)

トリックスターズ (電撃文庫)