『何も持たず存在するということ』角田光代

醤油さしについて書かれたエッセイを読んで、そういえば自分は醤油さしで悩んだことなどなかった、と思った。それはつまり、液だれのしない醤油さしの存在を当たり前に生きてきたということなのですが、世の中には大きなことから小さなことまで、言われないと気づけないことであふれかえっておるのですなあ。ちなみに我が家の醤油さしは、小樽に旅行したとき買ったガラスのもので、ぜんぜん液だれしません。もう10年くらい使ってる。優秀。

何も持たず存在するということ

何も持たず存在するということ