2007年に読んだ本。

振り返ります。それくらいは。読了冊数は数えるのがめんどいので数えてませんが250冊くらいか。量的には減りましたが、質的には満足のいく1年になったかと。
これはシリーズ初期から読んできた自分には衝撃的な作品でした。短篇集ですが、どれもラストがとても美しくて胸が痛みます。読み進むにつれて衝撃が静かな余韻となり、心に深いあとを残していく構成が見事。『ルピナス探偵団の当惑』と合わせて読んでいただきたい1冊。

ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ)

ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ)

デビュー作でしかも非母国語で書かれたというのが信じがたい。「不滅」が出色の出来。
千年の祈り (新潮クレスト・ブックス)

千年の祈り (新潮クレスト・ブックス)

今年ようやく読み始めたノンフィクションからはこれを。
星新一 一〇〇一話をつくった人

星新一 一〇〇一話をつくった人

よくわからないままに飲み込まれて、よくわかっていないのに感動してしまった。このわからなさとどうしようもなさが家族かもしれない。もう少し年をとってからもういちど読んでみたい小説。
囚人のジレンマ

囚人のジレンマ

SREよりこっちのが好きでした。ジャン=ジャックも捨てがたいけどね。
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

圧倒的な密度。今年読んだ最強の本。
ミノタウロス

ミノタウロス

前作に引き続き驚異の読書体験を与えてくれた1冊。もう一生ついていきたい。ついていきます。
コップとコッペパンとペン

コップとコッペパンとペン

この本を紹介するときに大人の恋愛小説とか言うのは嫌なのでSFだと言っておく。SFです。
5

5

すげー好きな小説だった。どうもうまく説明できなくて、読んで読んで!って言うだけになっちゃうんだけど、とにかくこの小説が好き。
エスケイプ/アブセント

エスケイプ/アブセント