『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』ブルボン小林

ブルボン小林について解説が必要ですか?ノン!というくらいメジャーな存在(自分の中で)。もっとブルボン小林で本を出してほしい。それはさておき、ゲームの本かあ、ゲームやらないしなあ……、と買いあぐねていた本書ですが、ちょっと立ち読みしたら、常識レベルでしかゲームを知らない自分でもおもしろい、ので買ってしまいました。何故ゲームを知らない人間でもおもしろく読めるのか。それは、自分で考えたことが書いてある+後ろで見てる人の立場でも書いてある、という二大ポイントが抑えてあるからだと思います。ゲームの本(読んだことないけど)は往々にして、やってる自分、のめりこんでる自分、濃ゆい自分、について書きがちですが、長嶋有ブルボン小林はゲームが好きなわりに得意ではないので、一歩引いた視点で書くことができており、それゆえにノンゲーマーでも読みやすくなっています。何か読んでたら、小学生の頃、お兄ちゃんのうしろでFF見てたこととか思い出したよー。もちろん、ゲーム好き(たぶん30歳前後)には、たまらないタイトルが並んでいるようなので、そのへんにもおすすめです。しかし2刷なのに驚いた。

ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (自腹文庫)

ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (自腹文庫)