『鹿男あをによし』万城目学
卒がなさ過ぎておもしろいけどおもしろくない!いや、まあふつうにおもしろかったですけどね。物語の本筋はともかくとして、主人公は研究室内の人間関係のこじれから飛ばされるようにして奈良の女子高に行くことになるわけなのですが、それにしては、ほとんど自分の研究あるいは行く先を思い悩むことがなく、っていうか研究室のこともあまり思い出さずに鹿と喋ったりしていて、そのへんはリアルさに欠けるのでは?あとこの教授は奇跡的に心が広い。とか思ったけど、世の中にはこんな人たちもいるんですよね。きっとね。希望はあるよね。あ、剣道のシーンが好きでした。
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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