『ある陪審員の四日間』D・グレアム・バーネット

ノンフィクションです。ニューヨーク在住で陪審員に選ばれた著者が、呼び出しを受け裁判を傍聴し(傍聴でいいんだっけ?)陪審員長になり喧々諤々の話し合いをし評決を出し日常に戻るまでの話。陪審制度そのものよりも、その制度の中で人はどう動くのかがおもしろかった。四日間体のいい軟禁状態におかれて、ストレスの溜まりまくった人々をなだめてまとめて、自分自身も苦しみながら全員一致の評決を出すあたり、おつかれさま!って感じですが、きれいごとではない部分も盛り込んでいるおかげで読みごたえはありました。

ある陪審員の四日間

ある陪審員の四日間