文芸誌1月号これが。
今月は群像ですね。阿部和重の新連載が始まり(あの『シンセミア』に続く神町サーガだ!けど10ページにも満たない分量なのは見なかったことにしよう)、保坂和志、蜂飼耳、宮崎誉子などが書いているうえに、創作合評で佐藤友哉「1000の小説とバックベアード」がとりあげられています。何だか褒められているよ……(感無量)。
新潮は、「文学の5つの出来事」として、富岡多惠子金原ひとみの小説と大江健三郎の詩、三島由紀夫の書簡集に加え、野田秀樹の新作戯曲を載せてます。演劇づいてますな。椹木野衣の美術批評も。東京都現代美術館行かなきゃ。
文學界は、新連載に矢作俊彦と椎名誠。藤野千夜長嶋有吉村萬壱金原ひとみ角田光代という創作特集は読みごたえがありそうです。
すばるはまあいつものすばる。瀬戸良枝のすばる文学賞受賞第1作が載ってますが、早いな、受賞はついこの間だったのに。
それにしても目次を見るにつけ、狭い世界なのだと思わずにはいられません。書く人が30人くらいいて、読む人が300人くらいで、応募する人が3000人くらいなのではないだろーか。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/07
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12/07
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/12/07
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/12/16
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (3件) を見る