『ボトルネック』米澤穂信

好きだった女の子は東尋坊で落ちて死んだ。兄はバイクの事故で意識不明、たった今死んだという電話がかかってきた。両親はお互いに不倫をしていて、家の中では誰もが冷たい言葉を投げるために相手を監視している。
米澤穂信待望の新刊は、若さに苦さを溶かし込んだ青春小説。自分が生まれなかった世界は、何が違っているんだろう。自分が生まれてしまった世界は、何が間違っているんだろう。タイトルの意味が切ない。……装丁はいまいちですが。

ボトルネック

ボトルネック