『バレンタイン』柴田元幸
翻訳家の名前で本が売れる希少な人気翻訳家柴田元幸が、初めての小説集を出した、というだけでもうドキドキしますね。青山ブックセンターのトークイベント会場で先行販売していたので、はいはい!買います!て感じで買ってしまいました。エッセイを読んでいる人にとってはおなじみの質感の文章で、リアルと非リアルのあわいを漂うような世界を見せてくれます。身近な人や物、場所への、客観的でありながら愛のある視線が心地よい。特に最後の「ホワイトデー」が秀逸。まだはまぞうにデータがないようなので、とりあえずISBNを書いておきます。
- 作者: 柴田元幸
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 単行本
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