『クリスピー物語』

クリスピー物語のおまけに文庫本がついたもの。買おうと思っていたら全然売ってなくて、2%くらい残念な気持ちになったのですが、某氏から奪取して無事読みました。執筆者は、鈴木光司大石圭北野勇作小林泰三牧野修森山東の6人。角川ホラー文庫臭しかしないこのメンツ。お菓子のおまけなのに。クリスピー物語というお菓子は、キットカットの外側のチョココーティングがないものらしいので、それに合わせたテーマが「殻を脱ぐ」「生まれ変わる」ということみたいです。さて肝心の中身ですが、鈴木光司以外は読めるレベルの出来。あとは好みでしょう。個人的には、北野勇作小林泰三が良かったと思います。がんばって手に入れるものではないですが、どこかで見かけたら拾ってあげて損はないですよ。鈴木光司は抜かして読んでくださいね。