『悪魔が来りて笛を吹く』横溝正史

金田一と言えば、岡山あたりのど田舎の因習にまみれた旧家で殺人事件、なわけですが、これは東京のど真ん中、六本木に住む没落した(とはいえ食うに困るほどではない)貴族のお屋敷で殺人事件、です。いやあ、おもしろいなあ。とにかく読みやすいのですよね。良い意味で何も考えずに読めます。だんだん横溝にはまってきました。