『リンさんの小さな子』フィリップ・クローデル

読みました。東南アジアの村から難民としてフランスに来たリンさんと、妻を亡くしたばかりのバルクさんの交流が、簡潔な文章で静かにつづられていく作品。言葉も通じないまま心を通わせていくふたりの描写は大変に素晴らしく美しいのですが、途中から読むのがつらくてたまらなかった。切なすぎて泣けません、という感じ。

リンさんの小さな子

リンさんの小さな子