『白い花の舞い散る時間』友桐夏

読みました。えっと、これのどこが「リリカル・ミステリー」なの?最初のほうはまあいいとして、ラストはまったくリリカルでもミステリーでもないよな。こんなに歪な話はコバルトでは初めて読んだかも。びっくり、ていうか、びっくりではないな、ついていけない、というか、何じゃそりゃ、というか……。『白い花の舞い散る時間』というタイトル、「リリカル・ミステリー」という惹句、この挿絵、チャット仲間が古い洋館でオフ会というあらすじ、そんなこんなから想像されるものすべての斜め上をいく話です。要注意。

白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)

白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)