『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩

読みました。19世紀末、トルコに留学した村田の視点から描かれた物語。単なる留学記かと思って読みすすめていたら、ゆるゆると怪異が入り込み、さらに抗いようのない世界情勢まで関わってきて、しかしそれでもどこかひんやりとした静かな印象は変わらず。じんわりするお話でした。じんわり。

村田エフェンディ滞土録

村田エフェンディ滞土録