『松浦純菜の静かな世界』浦賀和宏
読みました。4冊買ったうちのこれから始めてみた。久々の浦賀和宏の長編。うまくなったなあ、と思いました。コアは変わっていないのだけれど、文章や構成がすっきりしていて読みやすい。饒舌でもないし、特殊能力を持っているわけでもない、愛を信じることができるわけでもない人たちの話は、読んでいてほっとする。浦賀作品を読んでほっとしている自分に対して複雑な思いを抱かずにはいられないわけですけれども。おもしろかったです。装丁も好き。
- 作者: 浦賀和宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/08
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (87件) を見る