ファウスト創刊号。

昨日からの流れで自分の中ですごい盛り上がったのでようやく小説を全部読む。こんなに盛り上がらなければ全部読めないというのも問題な気はする。読んだので感想を。
ドリルホール・イン・マイ・ブレイン舞城王太郎ユニコーンの女の子と頭に穴が開いた男の子というキャラを使い切れてない。読んでいて食傷する。自己の危機と世界の危機が直結しているのがセカイ系なら、これはまんま舞城的セカイ系奈津川家サーガはもう少し違う雰囲気を持っていたような気がするのだけれど。『山ん中の獅見朋成雄』には期待してます。まだ追いかける価値はある、と思う。
「赤色のモスコミュール」佐藤友哉。「灰色のダイエット・コーラ」の続きというか何年か前の話。ミナミ君と僕は中学生。主人公と世界の関わり方はやっぱり一番しっくりくるというか、ヒーロー(=舞城)でも策士(=西尾)でもなく、はっきり言ってしまえばその、世界に必要とされてない感、が好きだったり。肉のカタマリだから。
新本格魔法少女りすか やさしい魔法はつかえない」西尾維新。変な喋り方の女の子キター。バレバレの犯人キター。特殊能力キター。というわけでいつもの西尾維新だと思った。まだまだ続くらしいから、そうしたらそれなりにファンがつくんじゃないでしょうか。
「ロスタイム」飯野賢治。とりあえず読んだけどごめんなさいしか言うことがない。おもしろくなかったです。
さー、これでもうファウストについて書くことはもうない。と思う、たぶん。評論まだ読んでないけど。