9月のまとめ。

21冊。群像読んだり、棚卸しがあったりだったので、少なめ。それはともかく、滂沱の9月、でありました。己の涙腺の緩み具合に戦慄。『風が強く吹いている』『ブラバン』『目には見えない何か』『愛についてのデッサン――佐古啓介の旅 (大人の本棚)』と当たりが多かったです。しあわせ。ちなみに横溝1冊しか読んでない!ままならない感じの室内をどうにかするためにも本を読まなければ……(読んでからどうするのかは考えていない)。

『闇電話』

異形コレクション。この表紙、電車の中で出しづらい!出して読みましたけど。闇電話=異界と繋がる=死者と話せる、という設定の話が多くて、どれも似たり寄ったりだったかも。カジシンは合わないなあ、としみじみ思った。

闇電話 異形コレクション (光文社文庫)

闇電話 異形コレクション (光文社文庫)

『風が強く吹いている』三浦しをん

陸上競技経験者3人しかいないのに1年足らずで箱根駅伝に出ちゃうなんて、ファンタジーとしかいいようがないのですが、いいじゃないのファンタジー三浦しをん最新作は、スポ根もの、というか、天才もの。もう滅法弱いのですよ、自分。何にって、天才とそれには及ぶべくもない人々のお話に。後半部分は涙垂れ流して読んでました。一区の最後の王子と清瀬とか、思い出しただけでもきゅんきゅんして泣ける……。表紙を見てるだけでも泣ける。傑作。

風が強く吹いている

風が強く吹いている