2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『結婚なんてしたくない』黒田研二

何か久しぶりにくろけん読んだな。自分が思っていたよりも達者な感じで、まあストーリーとかキャラクターとかは予想の範疇を超えることはないわけですが、意外とおもしろかったよと。結婚なんてしたくない作者: 黒田研二出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2005…

『流血女神伝 喪の女王3』須賀しのぶ

きたよきたよバンディーカがきたよ。相変わらず先が読めないものすごい引きで終わってくれます。もう……おもしろいからいいけどさ……いつぐらいに終わるのかくらい教えてください……。流血女神伝 喪の女王 3 (コバルト文庫)作者: 須賀しのぶ,船戸明里出版社/メ…

『回転ドアは、順番に』穂村弘+東直子

完全にだめだと思う生きている夜の海には朱肉の匂い すごい本だった。歌人にはなれない、と思いました。なる気もないですが。凡百の純愛小説では泣けない方におすすめ。回転ドアは、順番に作者: 穂村弘,東直子出版社/メーカー: 全日出版発売日: 2003/07メデ…

『なつかしく謎めいて』アーシュラ・K・ル=グウィン

空港での耐え難い待ち時間にだけ、わたしたちは別の次元へ移動できる。というわけで、そのようにして移動した様々な次元に関しての記述を集めた、という形をとる短編集。佐藤哲也の『異国伝』に似てますよね。こういうのって知識がありかつ賢くかつ想像力の…

『毛布おばけと金曜日の階段』橋本紡

ぬるい!ぬるすぎるこの空気。設定とかセリフとかに「中学生ががんばって書きました」感があるのは何でなんだろう。いい話なのかもしれないけど、地に足がついてないにもほどがある。毛布おばけは狂気なんかじゃありません。毛布おばけと金曜日の階段 (電撃…