2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3月に読んだ本。

『終戦のローレライ 1』福井晴敏 『ゲイシャ笑奴』森奈津子 『塩の街』有川浩 『現実入門 ほんとにみんなこんなことを?』穂村弘 『恋するスターダスト』新井千裕 『秘密。私と私のあいだの十二話』ダ・ヴィンチ編集部/編 『ラス・マンチャス通信』平山瑞穂…

わーわー。

http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/sokuho.html 佐藤友哉の新刊が新潮社から出るんですね。

『終戦のローレライ 1』福井晴敏

読みました。文庫で読むと1巻の話の進まなさは多少かったるいですが、伊507登場あたりから映像化しろといわんばかりの展開(最初からその予定で書かれた小説ですし)で、ぐんぐん読めてしまいます。すぐ2巻にとりかかったものの、映画の予告編が頭をちらつい…

『鼻兎 4』小林賢太郎 『これだけは知っておきたい個人情報保護』 鼻兎の4巻買い損ねてました。これで終わりかあ……。下のは、立場的に何も知らないのはまずいだろうということで、いちばん安いのを買ってかじっとこうという目論見。かじれば十分なはずです。…

アニメ夜話見た。

エヴァはエヴァで完全に閉じているから、それについて語るのはおもしろくない。エヴァは好きだけど、あれは語るための作品ではないと思う。ましてや謎解きをするためのストーリーでもない。滝本センセイは相変わらずぼそぼそと喋ってました。私小説的なもの…

歯の詰め物がとれる。

という夢を見た。以前にもそういう夢を見たことがあって、そのときは左上の実際に治療跡があるところの詰め物がとれたんだけど、今回は右下の何にもないところがとれた。おもしろいのは夢の中で、あ、前とれたところも治してないのに……、と思っていたこと。…

『ゲイシャ笑奴』森奈津子

読みました。何も考えずに読み終わってしまった。おもしろいけど同じ趣向の話が続くとさすがに飽きるなあ、というそれだけです。この人の小説は道に外れていることが前提になっていて、変な安心感はあるよね。ゲイシャ笑奴作者: 森奈津子出版社/メーカー: ぶ…

『現実入門 ほんとにみんなこんなことを?』穂村弘

読みました。人並みのことを何にもしないで生きてきた穂村弘が、現実にチャレンジ。相変わらず真剣なんだかどうでもいいんだかよくわかんない。ていうかお前は女の子のことしか考えてないだろう。そんな現実入門の終わりはやっぱり結婚なのでした。結婚ね、…

『塩の街』有川浩

読みました。うーん、これは困ったなあ。おもしろくないとは言えないんだけど、おもしろいとも言い切れない何かが。想像していたものと違っていたというのが原因のひとつ。もっと荒涼とした話だと思っていたんだけど、どんどん普通のラブストーリーになって…

『建築MAP東京』 『シンセミア(上)』阿部和重 『シンセミア(下)』阿部和重 『告白』町田康 『現実入門 ほんとにみんなこんなことを?』穂村弘 『STAYプラス お手々つないで』西炯子 『ろまんが 2』新井理恵 自分に対する戒めの意味もこめて購書記録を再…

『恋するスターダスト』新井千裕

読みました。新井千裕の新作が読めるというだけでもう御の字、言うことなし。ロマンチックな話+変なガジェットで盛り上げているのか水を差しているのかよくわからないですが、相変わらずで安心しました。逆上がりすると健康になります、とか、ホモの村長が…

『ハサミ男』

観ました。期待しないようにしていたおかげで、わりとおもしろかったです。原作のトリックをずらして処理したところには感心。説明過剰な部分もありますが映像なので仕方がないかな。ラストの病院のあとのシーンの蛇足っぷり(しかも長い)はどうにかならん…

町田康のサイン会が!!

ある!!4月2日の17時から……。行けない……。

『雨恋』松尾由美

読みました。話はちょっと無理が多い気がするんだけど、幽霊に頼まれて犯人探しをするというありがちといえばありがちな設定をうまく捌いていると思います。無理が多いのはミステリの部分だけで、後半恋愛小説になって謎解きはわりとどうでもよくなってくる…

『ラス・マンチャス通信』平山瑞穂

読みました。変だ変だ。視界がぼやぼやして一向に話の行方が見えない。主人公が同じなだけで全体として明確な物語を作り出すのではないと思っていたけど、真ん中くらいからゆるゆると物語が繋がりはじめる。内容はいわく言い難い。善人はひとりも出てこない…

『秘密。私と私のあいだの十二話』ダ・ヴィンチ編集部/編

読みました。吉田修一、森絵都、佐藤正午、有栖川有栖、小川洋子、篠田節子、唯川恵、堀江敏幸、北村薫、伊坂幸太郎、三浦しをん、阿部和重、とこの並びを見た瞬間に文句なく買い。A面小説、B面小説、と帯に書いてあるように、ひとつの出来事をふたつのパー…

『くらやみの速さはどれくらい』エリザベス・ムーン

読みました。 「健常者がどんなふうに感じるのかぼくにはわからない。健常者がみんな幸せそうには見えない。もしかすると、健常者であることが嫌なのか、われわれにとって自閉症者であることが嫌なのと同じように」 ほとんどの部分が自閉症である主人公の一…

こんばんはこんにちは。

ふと気がつくとはてなダイアリー暦丸2年。節目なんで書き込んでおきます。長いこと使ってるわりにまったくシステムに貢献してないです。あと年月が経つにつれてすごいテンションが低くなってる。低め安定でこれからもがんばりましゅ。ハチクロおもしろかった…

『太陽の塔』森見登美彦

読みました。うわあ……、というしかない。妄想と諧謔に彩られた非モテ京大生のしょっぱい日常に胸が痛みます。でも何か楽しそうだよね。おもしろかった。太陽の塔作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/12/19メディア: 単行本購入: 18人 クリ…

『私の優しくない先輩』日日日

読みました。これは好き。こっちから入ればよかった。ただ、終わりが最初から設定されてしまっているためにいまひとつ盛り上げきれなかった感はある。それ以外はそつのない出来*1女の子の心理がよく書けて云々というような評をどこかで見たけどそれはあんま…

『リピート』乾くるみ

読みました。うん、おもしろかった。ただ、すごーくおもしろかった、というわけではない。『リプレイ』と同じくらいおもしろかったけど、『リプレイ』は超えてない。オチの黒さはかなり好みですけど。リピート作者: 乾くるみ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日…

『ケロロ軍曹』吉崎観音

寝て起きて10巻一気読みしてたら1日が終わっちゃいましたー。5巻の巻末のMONSTERのパクリがいちばん好きです。ケロロ軍曹 (1) (角川コミックス・エース)作者: 吉崎観音出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1999/12/01メディア: コミック購入: 1人 クリック: 53…

『思いわずらうことなく愉しく生きよ』江國香織

読みました。よくわかんねぇ……。いや、それなりに読めることは読めるんだけど、だから何、という感じ。三姉妹のキャラは類型的。専業主婦の長女、キャリアウーマンの次女、OLの三女、そういう人たちをこういう物語に仕立てて、VERYの読者に読ませる、そこに…

『オールド・ボーイ』土屋ガロン/嶺岸信明

読みました。全8巻一気読み。おもしろかった。映画を観てしまっているので、どうしても比較しながら読むことになるんですが、これはもう別物ですね。同じなのは監禁と餃子くらいなものです。漫画のラストは、胸を衝かれるというか、結構ショックかつ切なく怖…

今日のびっくり。

さっき明日のテレフォンショッキングにトライセラが出ると知った。今?何で?という思いもありつつ起きていたら見ます。ファーストがいちばん好きです。バカっぽくて。

『エレファント』

DVD

観ました。コロンバイン高校の銃乱射事件をモチーフに、という触れ込みでしたので若干緊張しつつ観はじめました。普通の高校生の1日をそれぞれの視点で描いていくのがメインで、セリフらしきセリフもない。ほとんどアドリブらしいです。映像はとにかくきれい…

『ジェシカが駆け抜けた七年間について』歌野晶午

読みました。うーん……。アメリカを舞台に語られる前半部分はおもしろかった。ハラダアユミという人物がなかなか魅力的だし、分身について話すくだりもどんな大技が仕掛けられているのか楽しみになる。でもそれが後半になると失速しちゃうんだよなあ。警察視…

『ブラック・ベルベット―病める真珠が愛した司祭』須賀しのぶ

読みました。とりあえず登場人物イラストで度肝抜かれてみた。話は進んでないのでにゃんとも。キル・ゾーン、流血女神伝と比べると、ジェットコースター感はないよね。何が敵なのか見えてしまっているから。ブラック・ベルベット―病める真珠が愛した司祭 (コ…

あれ。

もう書くことないや。 ひそかに3月から毎日更新に戻そう、とか思ったり思わなかったりだったんですけどきれいに三日坊主になりかけ。えーと、えーと、あ、今日『オールド・ボーイ』借りたんで(漫画のほう)これから読もうと思います。あと今日は寒かったで…

『フロストハート』桐生祐狩

読みました。もうこの人の小説は何読んでも、変なのー、て言ってしまう。変です。ただ『小説探偵GEDO』の場合はおもしろい変さだったんだけど、これはおもしろいのかどうかもわからないくらい変。何なんだこれは……。フロストハート作者: 桐生祐狩出版社/メー…