2005-08-10から1日間の記事一覧

『象られた力』飛浩隆

読みました。飛浩隆の初短編集だそうです。『グラン・ヴァカンス』での噎せ返るようなイメージはこれにも十分にあって、珍しくコミカルな「呪界のほとり」も、土と緑とかすかに甘いにおいがするような「夜と泥の」も、図形が感情を呼び起こす「象られた力」…

『新耳袋 第一夜』木原浩勝/中山市朗

読みました。怪談とかホラーとか、20年以上ほとんど触れずに生きてきたわけですが、最近ちょっと平気になってきたので、気が向いたら怖いものを見たりしてます。どこかの誰かが体験した不思議だったり怖かったりする話を、いくつもいくつも読んでいくうちに…