『イトウの恋』中島京子

Re-born はじまりの一歩』で「コワリョーフの鼻」を読んで、ちらちらと話は聞いていたような気がするけど、中島京子っておもしろいなあ、と文庫になっている『イトウの恋』も読んでみた次第。イザベラ・バードとその旅に同行した伊藤亀吉、現代になって亀吉の手記を読む中学校教師及び劇画原作者が主な登場人物ですが、えらい選択眼だ。なぜそこを、と思うと同時に、そこしかない、とうなずかされている。これは『FUTON』も読まねばなるまいね。

イトウの恋 (講談社文庫)

イトウの恋 (講談社文庫)