『パブリッシャー』トム・マシュラー
ブッカー賞をつくり、手がけた作家のうち11人がノーベル賞を受賞した、伝説の出版人(という言葉が変な感じだ)が、自分が関わった作家などについて書く回想記。いやあ、とにかく豪華。ガルシア=マルケス、サルマン・ラシュディ、イアン・マキューアン、カート・ヴォネガット等々、まさに綺羅星の如くの作家陣。おそらくものすごいバイタリティなんだろうな。語り口が結構自慢げなのと(まあ自慢げにもなろうという面子ですけれども)、訳文が学生並みにこなれていないことを抜きにすれば、なかなかおもしろい読み物でありました。
- 作者: トムマシュラー,麻生九美
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2006/09/10
- メディア: 単行本
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