『クライム・マシン』ジャック・リッチー

いかにも「短編の名手」的なミステリの短編集。切れ味の鋭さはもちろんのこと、さりげないユーモアも上質で、どれを読んでもおもしろい。個人的には、「歳はいくつだ」「殺人哲学者」なんかのブラックなものと、カーデュラ探偵社シリーズのとぼけた味わいがお気に入り。

クライム・マシン (晶文社ミステリ)

クライム・マシン (晶文社ミステリ)