『羊をめぐる冒険』村上春樹

何度目かわからない再読。自分でも何でこんなにこの小説が好きなのかがわからないのですが好きすぎて困ります。読んでると高校の図書室とかそんなことをいろいろ思い出して、嗚呼ノスタルジック……、なのです。しかしこれは、子供の頃好きだったけど今食べてみたら大して美味しくもなかった、という駄菓子のような懐かしさに支えられた小説ではありません。もちろん。今読んでも大変おもしろいし、以前は読めていなかった様々な仕掛けに気づくのでむしろおもしろさ倍増です。年をとるのは決して悪いことではないですよ。ね。

羊をめぐる冒険 (上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険 (上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫)