おもしろいよ。

暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))
あまりにも毛色が違いすぎてアレですが……。
よしながふみの新刊は、男だらけの大奥漫画。ほとんどほもじゃなかった!絶対そうだと思ってたのに!ていうのはともかく、水野が成り上がっていく話なのかなー、と思ってたら彼は舞台説明のためだけに使われた様子。ためだけに、といってもきっちり話をつくっているのでまったく読まされている感はありません。続きが楽しみだ。
で、ふたつめは噂の暴本こと暴れん坊本屋さん。書店員経験者は読んで絶対、というくらいおもしろかった。特に万引きの回。事務所兼休憩所兼ロッカールームの悲しみ、わかりますよ。万引き捕まえたあとも気まずいけど、僕がいたとこだとミーティング中は事務所に入りづらかった(99%店長が怒っていて、非常に険悪な雰囲気になっているため)。あと、書店で働く前は想像もつかなかったことが、ほこりのすごさですね。モップとかはたきとか持ってしょっちゅう書籍整理しているのは、必要に迫られてるからなんですよ!(それだけのためじゃないけど)ほかにも児童書の苦悩とか、コミック担当の好みとか、配本が……とか、いちいちおもしろいんですけど、お客さんとして本屋さんが好きな人にとっては夢を壊すような漫画ですよね……。