『逃げてゆく愛』ベルンハルト・シュリンク
読みました。『朗読者』のベルンハルト・シュリンクの短編集。文章自体には曖昧さもなく、ただ簡潔に、明晰に書かれていて、それゆえに書かれていない部分がくっきりと伝わってくるのです。特に、ドイツ人男性とユダヤ人女性の恋物語を描く「割礼」は、すごい密度で読み終わったあとの余韻にくらくらしました。
- 作者: ベルンハルトシュリンク,Bernhard Schlink,松永美穂
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/09/27
- メディア: 単行本
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