『白いへび眠る島』三浦しをん

読みました。おもしろかったんだけど、うーん、どこか定まらない感じがあって、読んでいるほうも何を読んでいるのか決めかねるようなところがありました。主人公は、生まれ育った島に対して、ここにいたくない、と思っているようなのだけれど、それにしては島に馴染みすぎているというか、特に嫌なところのない島(場所も人も)なので、何でそんなに島を出たいのかがよくわからない。それとももっと一般的な感情としてのアレなのでしょうか。島の描写はとても好きです。

白いへび眠る島

白いへび眠る島