『家守綺譚』梨木香歩

読みました。先日読んだ『村田エフェンディ滞土録』と対になっているような。村田さんも話に出てきますし。あちらがトルコのお話なら、こちらは同時期の日本のお話。地名からすると滋賀なのかな。静かな文体で日常の怪異がつづられていて、全体として何が起こるというわけでもないのに、読み終わると不思議な余韻が残ります。

家守綺譚

家守綺譚