『ピピネラ』松尾由美
読みました。いなくなった夫とそれを探す妻の話。とはいえ全然サスペンスな感じはない。別の誰かについて語っていることでも、意外にその人本人をあらわしているものだ、というくだりにはふむふむと思いました。悪口は言わないようにしよう、などと見当違いの教訓を引き出してみたり。問題は自分の中にある、ということで安易な解決にはしっていないのに好感を持ちました。好きで一緒に暮らしていても行き詰まることはありますよね。
- 作者: 松尾由美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/01
- メディア: 文庫
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