『聖フランシスコ・ザビエルの首』柳広司

読んだ。これをもっとくだくだと装飾過多気味にして登場人物も増やしたら、もしかしたら『鉄鼠の檻』みたくなったかもしれない。ちょっと分量が少なくて、信仰という深い問題まで降りていききれなかった感があります。でも柳広司は文章はきっちりまとまっていて頭に入りやすいし、変な設定も楽しいし、もっと読まれてもいいと思いますけどね。おもしろいですよ。