『新世界』柳広司

読みました。結構前にリッパー師匠からお借りしたもの。昨日ふと手にとって読み始めたらやめられなくなって一気に最後まで。原爆をつくったロスアラモスの研究所の話。歴史的な話をミステリ的な謎に結びつけて世界を反転させるのがこの人の十八番なのだと思いますが、これはあんまりうまくいってなかったかな。物語が原爆の持つ重みに耐え切れなかったという印象。ひきつけられる話ではあるんですが。