『七胴落とし』神林長平

読了。感応力という大人になると失われてしまう力を持った子どもたちの話。閉鎖的な人間関係と逃げ場のない息苦しさと大人になることへの嫌悪感と、そういうものすべてを自分のこととして痛いほど感じながら読んでいたのですが、それはたぶん現実に適応できていなくていまだに自分がどこへ行くのか見えていないからだろうなと読み終わって苦笑。