治らなくても。

明日からはバイト行って学校行かねばならないのです。
寝ている間に、庄司薫のことをぼんやり思い出したりした。十年以上前、夏休み父親の実家に帰省した時、父親が昔使っていた部屋の本棚で『赤頭巾ちゃん気をつけて』を見つけて読んだ。小学生だった僕は、女医さんの胸が見えるシーンにどきどきした。しかし、女医さんの胸が見えるって、あれすごいシーンだなー。懐かしく思って去年『赤頭巾ちゃん気をつけて』を読んでいたりしたので、「新しい世代のための庄司薫」という新現実2号で佐藤友哉に対する文章は、何となくシンクロした気がして嬉しかった。「新しい世代のための庄司薫」が佐藤友哉であり『世界の終わりの終わり』であるというのは、それはそれで悲しいことであるとも思うけれど。まあ確かに、そうなのかもしれない。ちなみに僕は庄司薫は『赤頭巾ちゃん気をつけて』しか読んだことがなく、「赤白黒青」という四部作になっていることも知らなかった。今度『白鳥の歌なんか聞えない』を買ってこよう。