『EDGE』とみなが貴和

おもしろいおもしろいと聞いていたが、ほんとにおもしろかった。ホワイトハートから出たものが講談社文庫にうつる「十二国記」パターンなわけだが、読み終わって「は、はやく2巻を……!」となったので、2巻以降はホワイトハート版で買います。だって、来年の1月なんて、とても待てないだす。今までこれをスルーしていた自分の不明を恥じます。

EDGE (講談社文庫)

EDGE (講談社文庫)

『シャドウ』道尾秀介

抜群のリーダビリティによって、ギリギリのところで真相は読者の手をすりぬけていく。大変おもしろうございました。だけど、どうしても好きになれないんだよなあ。「救い」を描くための「不幸」が、あんまりにもあんまりだ。

シャドウ (ミステリ・フロンティア)

シャドウ (ミステリ・フロンティア)

『どちらでもいい』アゴタ・クリストフ

どちらでもいい。投げ出されるように書かれたごく短い物語。何かを拒否するかのような文体に、掴まれる。

どちらでもいい

どちらでもいい