2006-12-30から1日間の記事一覧

『はじめての文学 村上春樹』

まったく初めてではないどころか結構ディープな春樹読者ですが、買いました。「沈黙」と「かえるくん、東京を救う」が入ってこのお値段はお買い得だと思いますよ!はじめての文学 村上春樹作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/12/06メディ…

『ひとがた流し』北村薫

あまり期待もせず読み始めてみたら、存外良かった。ミステリではないので注意ですけれども。『月の沙漠をさばさばと』のさきちゃんとお母さんが出てきます。あの猫の話の続きを知ることができて良かった。あのシーンは思い出し泣きベスト3に入る名シーンなの…

『きつねのはなし』森見登美彦

『夜は短し歩けよ乙女』よりこっちのほうが好きです。きつねのはなし作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/10/28メディア: 単行本購入: 21人 クリック: 602回この商品を含むブログ (280件) を見る

『あっぷあっぷ』福永信・村瀬恭子

これは夏休みに読みたかった感じだよ。何となく。あっぷあっぷ作者: 福永信,村瀬恭子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/04メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (7件) を見る

『しずるさんと無言の姫君たち』上遠野浩平

相変わらずとりたてておもしろくはないのになぜか読んでしまう。安いから?しずるさんと無言の姫君たち―The Silent Princess In The Unprincipled Tales (富士見ミステリー文庫)作者: 上遠野浩平,椋本夏夜出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2006/12メディ…

『GOSICK Ⅵ』桜庭一樹

相変わらずコンパクトにまとめて、やりたいことがきちんとできているので素晴らしいと思う。そろそろ学園に戻ってほしいですが。GOSICK〈6〉ゴシック・仮面舞踏会の夜 (富士見ミステリー文庫)作者: 桜庭一樹,武田日向出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 200…

『真実真正日記』町田康

センスが良いのでおもしろく読めるんだけど、それだけという話も。真実真正日記作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/03メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (68件) を見る

『配達あかずきん』大崎梢

書店員はこんなに自由じゃないですよねー……、と我が身を振り返って思います。なんつーか、これはドリームですよ。配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)作者: 大崎梢出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/05/20メディア: 単行本(ソフトカバー) クリ…

『恋はきまぐれ』

チェーホフの「犬を連れた奥さん」ってこういう話だったんだ。恋はきまぐれ (新・ちくま文学の森)作者: 鶴見俊輔,森毅,井上ひさし,池内紀,安野光雅出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1994/10/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を…

『結婚失格』枡野浩一

これはなあ、だめだろうなあ、ふたりとも結婚失格だろうなあ、と思わされてしまう半私小説。巻末の穂村弘と長嶋有の文章がおもしろかった。結婚失格作者: 枡野浩一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10/31メディア: 単行本 クリック: 64回この商品を含む…

『世界は村上春樹をどう読むか』

参加者が多すぎてわりととっちらかった印象。世界は村上春樹をどう読むか作者: 国際交流基金,柴田元幸,藤井省三,沼野充義,四方田犬彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/10/13メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 45回この商品を含むブログ (41件) を見…

『ジョン平と去っていった猫』大西科学

エンダーが、エンダーが!パンダです!(知ってたけどジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫 (GA文庫)作者: 大西科学,銀八出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/12/14メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (49件) …

『ジャージの二人』長嶋有

誰かがどこかで書いていた気がするけど(枡野浩一かもしれない)、長嶋有は会話の書き方が独特で、不思議な風情があります。ジャージの二人作者: 長嶋有出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/12/15メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (144…

『という、はなし』吉田篤弘・フジモトマサル

フジモトマサルの絵が好きです。という、はなし作者: 吉田篤弘,フジモトマサル出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/03メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (53件) を見る

『TVピープル』村上春樹

真夜中の台所で読むのに、「眠り」以上にふさわしいものがあるとは思われない。時々、真夜中の台所で読む本です。TVピープル (文春文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1993/05/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 19回この商品を含むブ…

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦

恋愛小説とか青春小説とか、そういうものよりは、話を転がしていく伏線やら小道具やらを楽しく読みました。おともだちパンチ。夜は短し歩けよ乙女作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/11/29メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 2,165回…

『椋鳥日記』小沼丹

小沼丹イギリス留学エッセイ。しかし注意深く選び取られた言葉と構成で、小説のとしても読める佳品。椋鳥日記 (講談社文芸文庫)作者: 小沼丹,清水良典出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/09/08メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (15件) を…

『片想いさん』坂崎千春

この「片想い」という言葉のねっとりとした響きに、思わず腰が引けてしまうのですが、suicaのペンギンを描いている人なので、読んでみました。ほわほわと本とごはんと片想いの話が書かれていて、ああクウネル系……(実際クウネルくんもこの人が描いてるし)、…

『ハヅキさんのこと』川上弘美

エッセイと掌編の中間のような作品が収められた本。前まではそんなことなかったはずなのに、最近川上弘美が怖くてなりません。江國香織と似たような怖さを感じる。でも川上弘美は怖いもの見たさで読むのに、江國香織はあんまり読まない。ハヅキさんのこと作…

ごき(略)ぶり。

仕事の忙しさを言い訳にだいぶんサボってしまいました。大人になっても三日坊主はなおりません。遅刻する人はいつも遅刻するし、まあ、結局そういうことなのですよね。今年は積み残しが多くてちょっと泣きそうです。正月休みなんか、猫の額ですよ。