2006-06-09から1日間の記事一覧

『孔雀の羽の目が見てる』蜂飼耳

中原中也賞を受賞した詩人のエッセイ集。まず本のつくり自体が美しい。使われている言葉が穏やかかつ鋭い。言葉で何かを表現する、ということをよく考えている人だと思った。孔雀の羽の目がみてる作者: 蜂飼耳出版社/メーカー: 白水社発売日: 2004/08/01メデ…

『樹の花にて』菊地信義

装丁家菊地信義のエッセイ集。最近手にとった気になる装丁の本が両方とも菊地信義の手になるものだったので、ご本人の文章も、と思って読んでみました。職場のある銀座の話題を中心に、漢語を多く使う硬質な輝きの文章がじっくり味わえます。まあ、いささか…