2006-05-31から1日間の記事一覧

『迷路荘の惨劇』横溝正史

(『犬神家の一族』+『八つ墓村』+『悪魔が来りて笛を吹く』)÷4みたいな感じ。迷路荘の迷路っぽさがあんま生かされてなかった気がする。迷路荘の惨劇 金田一耕助ファイル 8 (角川文庫)作者: 横溝正史出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 1976/06/07メディア…

『漢方小説』中島たい子

ああなるほど。これはなかなか達者ですね。かっこよくはないけど、そう不幸でもない負け犬(って一般名詞化してます、よね?)の生活を、サービスのいい文章で書いていて、おもしろかったです。すぐ読めるし。漢方小説作者: 中島たい子出版社/メーカー: 集英…

『泣かない女はいない』長嶋有

長嶋有初めて読んでみました。あれ、「タンノイのエジンバラ」は読んだかな。読んだかも。泣かない女はいない、というタイトルから想定されるような暑苦しさはなくて、ゆっくりと抑えたテンポの話でした。一緒に収録されている「センスなし」が良かった。聖…

5月のまとめ。

34冊読了。このペースだと今年の読了冊数は300冊を少し超えたところに落ち着きそうです。限界。6月は『幽霊男』と『首』を読みます。あと乙一の『銃とチョコレート』がそろそろ出るはず。浦賀和宏の『上手なミステリの書き方教えます』はほんとうに出るんだ…