2006-04-30から1日間の記事一覧

『スコットくん』フジモトマサル

ペンギン。シニカルかつかわいいもの好きにおすすめ。スコットくん (中公文庫―てのひら絵本 (Pふ2-2))作者: フジモトマサル出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/04メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見る

『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』ポール・オースター

リアルであること。きれいにオチた話よりも、よくわからないまま放り出される話のほうが心に残る。シングルマザーと停電の話がいちばん好き。ナショナル・ストーリー・プロジェクト作者: ポール・オースター,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/06…

『人面瘡』横溝正史

おもしろかった。人面瘡 金田一耕助ファイル 6 (角川文庫―金田一耕助ファイル)作者: 横溝正史出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1996/09/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (23件) を見る

『犬神家の一族』横溝正史

おもしろかった。あの湖から足が突き出してる映像の意味がわかってよかった。犬神家の一族 金田一耕助ファイル 5 (角川文庫)作者: 横溝正史出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 1972/06/12メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 45回この商品を含むブログ (114件)…

『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹

村上春樹は短編だと真っ直ぐに体の中に入り込んでくる。かえるくん。神の子どもたちはみな踊る作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/02/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 82回この商品を含むブログ (82件) を見る

『特別料理』スタンリイ・エリン

想像力が怖い。想像力のない人が怖い。特別料理 (異色作家短篇集 2)作者: スタンリイ・エリン,田中融二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1985/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る

『怪盗グリフィン、絶体絶命』法月綸太郎

正しく児童向け。リーダビリティ命。怪盗グリフィン、絶体絶命 (ミステリーランド)作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/03/17メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (110件) を見る

『文芸時評という感想』荒川洋治

通常こういった類の様々な小説についての文章を読むと、書かれている小説が読みたくなるものだが、今回付箋を付けたのはすべて荒川洋治自身の言葉だった。詩人だからなのか。文芸時評という感想作者: 荒川洋治出版社/メーカー: 四月社発売日: 2005/12メディ…

『ジェイン・オースティンの読書会』カレン・ジョイ・ファウラー

結局読書会って何なの。ジェイン・オースティンの読書会作者: カレン・ジョイファウラー,Karen Joy Fowler,矢倉尚子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2006/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (67件) を見る

『あほらし屋の鐘が鳴る』斎藤美奈子

そういえばUNOなんて雑誌もあったね。あほらし屋の鐘が鳴る (文春文庫)作者: 斎藤美奈子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/03/10メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (39件) を見る

『正直じゃいけん』町田康

町田康的自意識のあり方。見た目ふつうの人。あるいは、見た目すかしてる人。正直じゃいけん作者: 町田康出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2006/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (62件) を見る

『アトモスフィア 2』西島大介

もうもうもう、今年のびっくり大賞は決まりですね!良い悪い抜きでまったくニュートラルに「すごい」というしかないラストでした。分身分身。アトモスフィア (2) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)作者: 西島大介出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/04/…

4月のまとめ。

サボってた分は一言感想ですませてみました。23冊。ベストは『デス博士の島その他の物語』。何かすごいアレは『アトモスフィア 2』に。横溝計画は順調にずれこんでます。次は『夜歩く』。5月は行き当たりばったりでもできるだけたくさん本を読みたいです。